iPhone 4の特徴

iPhone 3G以来、シリーズ2度目のフルモデルチェンジをした第４世代iPhoneです。
外観上の変更としては背面がポリカーボネート製の丸みを帯びたものから強化ガラスを用いた平面なデザインとなり小型化が図られました。
液晶は「Retinaディスプレイ」と名付けられた高精細の液晶を採用し、3.5インチの液晶画面を据え置きながら画面解像度は4倍の960×640に広げられました。
一方、ハードウェアではマイクロプロセッサやGPU、半導体メモリをひとつの集積回路にまとめたApple A4を搭載し、また、テレビ電話機能であるFaceTimeのために本体前面にカメラが搭載されました。
バッテリーも改良も成功しており、高容量化とA2プロセッサへの移行によりバッテリー駆動時間は約40%向上しています。

 iPhone 4の評価

iPhone 4について欠かせないの「ホワイトモデル遅延問題」です。
カラーは当初ホワイトとブラックの2色が用意される予定でしたが、ホワイトモデルは製造上の問題により2010年7月末→2010年内→2011年春と延期を重ね結局発売されたのは2011年4月28日になりました。
さらにiPhone 4発売以降、一部製品の液晶ディスプレイが変色するという問題が発覚したり、アンテナ設計の不備の為に本体を左手で持つとアンテナが塞がれて電波の受信感度が悪化し、最悪の場合通話・通信の切断に至るという不具合が発生しており、アメリカでは集団訴訟まで発生する事態になりました。
結論として、このiPhone 4は基本性能の高さとは裏腹に様々な問題を引き起こしてしまった不遇の機体といえるでしょう。