iPhoneの特徴

iPhone（初代）はアップル社のデジタルオーディオプレーヤーである「iPod」、「携帯電話」、インターネットや電子メールの送受信等が行える「携帯情報端末」、これら三つの機能を併せ持った機器として登場しました。
当時のタッチパネルは同時に一箇所のみでしか操作を行えませんでしたが、iPhoneではマルチタッチと呼ばれる技術で、複数の指を同時に操ることで画面の拡大縮小などバリエーションに富んだ操作を可能とし、人気を博しました。
ただし通信方法に主にアメリカのみで使用されているGSMを採用していたので、これらの通信方法を採用していない国・地域では初代iPhoneは販売されませんでした。

 iPhoneの評価

2.5G EDGEネットワークが比較的遅いことと、携帯電話として3Gサービスを使うことができないことなどが欠点として指摘されることもありましたが、おおむね肯定的に評価されていました。
例えば、ウォール・ストリート・ジャーナルの技術コラムニストであるウォルター・モスバーグの「いくつかの欠点や機能の足りない点はあるものの、iPhoneはハンドヘルドコンピュータよりバランスが取れていて美しい。」という評価はを的確に示したものといえます。
また、タイム誌はiPhoneを2007年における「今年の発明品」に選出しています。